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更新日 2024/03/14

【とこぽへんしゅう部がおとどけする「とこポスト」 キッズばん】楽しく読んで、せい地じゅん礼!めぐれるマップつき「とちぎゆかりの本図書館」

いろんな本を読むのって楽しいね。

そこで、時には、とちぎ県ゆかりの本を読んでみませんか?5さつの本をしょうかいするから、気になった本をえらんでぜひ読んでみて!

そして、読み終わったら、おうちの人といっしょに、本にちなんだとちぎ県内のスポットをめぐってみませんか。そう、いわゆる“せい地じゅん礼”っていうやつだね。本をきっかけに、家族でとちぎ県内を旅しよう。


まほうのきつねが、岩になった!?「殺生石伝説(せっしょうせきでんせつ)」


「きつねが人を化かす」って聞いたこと、あるかな?


そう、昔話やかい談によく出てくるお話だよね。


じゃあ、そんじょそこらのきつねどころじゃなくて、昔の中国やインド、もちろん日本のえらい人たちまでみんなだましちゃった、すごい化けぎつねのお話は知ってるかな?


その名も「玉藻前(たまものまえ)」。見た目は、きれいなおひめさまだったんだけど、実はこの玉藻前は……。

昔むかしの平安時代のお話だよ。読んでみたら、れきしのこともくわしくなれちゃうかも。



読んでみよう!とちぎゆかりの本

きんいろのきつね(むかしむかし絵本 21)
文:大川 悦生

絵:赤羽 末吉

出版社:ポプラ社

対象年齢:3〜5歳


☆レッツせい地じゅん礼!ゆかりのスポット

殺生石(せっしょうせき)


きつねがへん身したと言われる大きな岩のしゅうへんでは、今でもどくとくの「たまごのくさったようなにおい」がただよっています。

くわしくは▼
那須町ウェブサイト 国指定名勝「殺生石(せっしょうせき)」と那須伝説「九尾の狐」
https://www.town.nasu.lg.jp/0224/info-0000000398-1.html


「トガリ山」のてっぺんを目指す大ぼうけん!


「てっぺん」って気になるよね。

高いところって、なぜか登ってみたくなるもの。

ましてや、「天につきささっている」という山なんて、登ってみたくなって当ぜんです。

3ひきのトガリネズミの子どもたちに、トガリィじいさんが語ってくれたのは、わかいころに「トガリ山」のてっぺんを目指した大ぼうけんのお話。

この本の作者は、絵本「14ひきのシリーズ」で有名ないわむらかずおさん。しゅっぱんは、いわむらかずおさんが、ましこ町に住んでいる時。いわむらかずおさんは、この本をつくるにあたり、全国かく地の野山を見て回ったのだそう。読んでいると、しぜんや生き物の大切さもつたわってくるよ。



読んでみよう!とちぎゆかりの本

トガリ山のぼうけん(1)風の草原
著:いわむら かずお

出版社:理論社

対象年齢:小学校低学年〜



☆レッツせい地じゅん礼!ゆかりのスポット

いわむらかずお絵本の丘美術館(えほんのおかびじゅつかん)



絵本と、そのぶたいである里山を同時に味わえる場所を目指して、できた美術館。まわりには、ぞう木林や草原、ため池、畑なども広がっています。


くわしくは▼
いわむらかずお絵本の丘美術館ウェブサイト
http://ehonnooka.com



「さくらの木」が歩いて小学校にやってきた!


宇都宮市にある城山西小学校を舞台にしたお話です。

「キミの通う小学校が、なくなっちゃう!」ってとつぜん聞いたらどうする?

びっくりするよね。さびしいし、悲しくなってしまうかも。

実は、そんな「学校がなくなってしまう!」というききを、みんなの力で乗りこえた小学校があります。めでたしめでたし。

と、それはいいのだけれど……

この本は、そんな地いきの人たちがつづくことをねがう小学校を、校庭に立っているさくらの古木「孝子桜(こうしざくら)」が思いをよせてじゅぎょうをたいけんしたことをモチーフにした(!)というお話です。

木なのにえい語のじゅぎょう、木なのに体育のじゅぎょう、木なのにきゅう食まで……。

あたたかなまなざしと楽しい絵で語られる、450歳(さい)になっても元気いっぱいの「孝子桜」の大活やくをお見のがしなく!



読んでみよう!とちぎゆかりの本

孝子桜のある日のお話―廃校の危機を乗り越えた城山西小学校
作:やまなか ももこ
出版社:随想舎
対象年齢:小学校低学年〜



☆レッツせい地じゅん礼!ゆかりのスポット

孝子桜


「親こう行の息子のため、きせつはずれにさくらがさいた」とのでんせつがのこるさくら。毎年4月の第1土日にはさくら祭りが開かれ、ライトアップなどがされます。

くわしくは▼
一般社団法人 宇都宮コンベンション協会ウェブサイト「古賀志の孝子桜まつり」
https://www.utsunomiya-cvb.org/tourist_data/2813.html


木といっしょに始まる秋まつりをたいけんしよう


地元のおまつりに行ったことはある?

夏祭りや秋祭り、花火大会、地いきによっていろんなおまつりがあるよね。「毎年さんかしてる!」という人もいるかな?

このお話に出てくるのは、かぬま秋まつり。

かぬま秋まつりでは、「彫刻屋台(ちょうこくやたい)」が登場します。「彫刻屋台」は、まるで小さな家みたいに屋根がついているけど、車りんも4つついていて、動くんだ。そして、花や鳥、りゅうなど、それはそれは細かくてきれいな彫刻でかざられていて、息をのむほどの美しさ。

このお話は、木で屋台を組み立てるところから始まり、だんだんおまつりがもり上がっていきます。きっと、自分がおまつりにさんかしているような気分が味わえるよ。



読んでみよう!とちぎゆかりの本

まつり
作・絵:いせひでこ
出版社:講談社
対象年齢:小学校低学年〜


☆レッツせい地じゅん礼!ゆかりのスポット

屋台のまち中央公園


公園内の「彫刻屋台展示館(ちょうこくやたいてんじかん)」では、おまつりの時でなくても彫刻屋台を展示。かぬま秋まつりをしょうかいするえいぞうも見られます。

くわしくは▼
一般社団法人 鹿沼市観光協会ウェブサイト「鹿沼日和」屋台のまち中央公園
https://kanuma-kanko.jp/purpose/屋台のまち中央公園/



だれもいないと思ったら、乗ってきたのはとちぎべんの動物たち?


あまり人が乗っていない列車に乗ったことがある?

そんなとき、なんだか心細くなったりしませんか。

この本では、たったひとり乗っていた列車に、次々と動物たちが乗りこんできます。それだけでもびっくりなのに、動物たちはとちぎべんを話すし、しかもみんな人間にうらみがあるようなのです。

この本は、「トガリ山のぼうけん」と同じ、いわむらかずおさんの書いた本。ぶたいとなる列車は、いわむらかずおさんが住んでいた家の近くを走っている真岡鐵道(もおかてつどう)がモデルになっているのだそう。

ゴトトン ゴットン
ゴトトン ゴットン

列車に乗っている気持ちで読んでみよう。


読んでみよう!とちぎゆかりの本

ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ


作:いわむら かずお
出版社:偕成社
対象年齢:小学校低学年〜

☆レッツせい地じゅん礼!ゆかりのスポット

真岡市SLの走るまち拠点施設(きょてんしせつ)「SLキューロク館」



てんじされたSLやたくさんのきゅうがた客車などを乗車・見学ができる。しせつの外かんもSLの形をしていてとくちょうてきです。

くわしくは▼

真岡鐵道 公式サイト
https://www.moka-railway.co.jp/
真岡鐵道 SLキューロク館公式サイト
https://sl-96kan.com

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