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更新日 2024/03/14

【とこぽへんしゅう部がおとどけする「とこポスト」 キッズばん】自由研究にもなる!守ろう、生物多様せい。クイズでわかる「とちぎのオモシロいきもの図かん」

しぜんゆたかなとちぎ県には、なんと17,000しゅをこえる動植物が住んでいます。この生き物たちを守って、みらいにつなげていくためには、まずは生き物について、よく知ることから始めてみよう。


この記事では、とちぎ県に住んでいる生き物を題ざいとしたクイズを4問出題するよ。キミは答えられるかな?では、スタート!




第1問!

トノサマガエルを知ってるかな?何だかいばってる感じの名前だね。


さて、日本には、トノサマガエルのなかまが3しゅるい住んでいます。でも、3しゅるいのうち、とちぎ県には1しゅるいしか住んでいません。その1しゅるいのカエルは、次のうちどれでしょう?


(A)トウキョウダルマガエル
(B)カントウダルマガエル
(C)ニホンダルマガエル



答えは…




























「(A)トウキョウダルマガエル」です!


昔は、日本に住んでいるトノサマガエルのなかまは、トノサマガエル1しゅるいだと思われていましたが、その後の研究で、「トノサマガエル」「ダルマガエル」「トウキョウダルマガエル」の3しゅるいに分かれているとわかりました。


そのうち、とちぎ県に住んでいるのは、「トウキョウダルマガエル」だけ。だから、とちぎ県で「あっ、トノサマガエルだ!」と見つけたら、それはつまり「トウキョウダルマガエル」なのです。とちぎ県にも住んでいるけど、名前は「トウキョウダルマガエル」だよ。おもしろいね。



☆自由研究にするなら!

学校や家の近くの田んぼにトウキョウダルマガエルが住んでいるか調べてみよう!トウキョウダルマガエルは、せなかに3本のすじがあって、茶色か緑色の体に黒いはん点がはなれてついているのがとくちょうだよ。



第2問!

実は、とちぎ県には「県獣(けんじゅう)」がいます。それが、カモシカ。ツノがあって、岩山で生活する草食動物です。


さて、このカモシカですが、どんな動物のなかまでしょう?

(A)カモのなかま
(B)シカのなかま
(C)ウシのなかま



答えは…


























「(C)ウシのなかま」です!


名前には「シカ」がついているけど、実はシカのなかま(シカ科)ではなく、ウシのなかま(ウシ科)だよ。ツノがあるけど、このツノはシカのように生えかわることはなく、生えたままです。


とちぎ県では、なす地いきや日光山地、あしお山地などにわたる、けわしい岩山に住んでいるよ。


☆自由研究にするなら!

●とちぎ県立はく物館には、カモシカのはくせいがてんじされているよ。見学に行って、くわしくかんさつしてみよう。
●どうしてカモシカは、とちぎ県の「県獣」になったのかな?その理由やれきしを調べてみよう。
●実は、「都道府県(とどうふけん)のけもの」はすべての都道府県にあるわけではないんだ。また、とちぎ県のほかにもカモシカが「県獣」になっている県があるよ。調べてみよう。



第3問!

庭や公園などによくいるこん虫といえば、テントウムシ。「日本には、やく150しゅるいもテントウムシのなかまが住んでいる」といわれ、とちぎ県にも多くのテントウムシがいます。そんなテントウムシのなかまの中でも、ナナホシテントウとならんでよく見かけるのが、「ナミテントウ」です。



「ナミテントウ」は、もようのバリエーションがとても多いのがとくちょうで、そのもようは「4つのタイプ」に分けられます。さて、ナミテントウの4つのタイプの中に【ない】ものは、次のうちどれでしょう?

(A)黒地に赤いホシが3つの「3もんがた」
(B)黒地に赤いホシが4つの「4もんがた」
(C)赤地に黒いホシがたくさんの「べにがた」



答えは…


























「(A)黒地に赤いホシが3つの「3もんがた」」です!

ナミテントウは、黒地に赤いホシが2つの「2もんがた」、黒地に赤いホシが4つの「4もんがた」、黒地に赤いホシがいくつもある「まだらがた」、赤地に黒いホシがたくさんの「べにがた」の4つのタイプに分けられます。

全体が赤くて黒いホシがまったくないものも、「べにがた」に入ります。中には、「えっ、これもナミテントウなの?」とおどろくようなもようもまじっていますよ。



☆自由研究にするなら!

ナミテントウの「4つのタイプ」のわりあいは、地いきによってちがい、南に行くほど「2もんがた」が多く、北に行くほど「べにがた」が多いとされているよ。とちぎ県ではどのタイプが多いかな?家の近くでナミテントウをたくさんつかまえて、「4つのタイプ」それぞれの数を数えてみよう。


第4問!

とちぎ県の山や野原では、さまざまな鳥が見られます。鳥はそれぞれにどくとくの鳴き声を持っているので、たとえ木や草にかくれてすがたが見えなくても、鳴き声でどの鳥かわかりますよ。


さて、次のとちぎ県で見られる鳥のうち、「ピーリーリー ポイヒー ピピ」と鳴く鳥といえば、どんな鳥でしょうか?


(A)キジ
(B)オオルリ
(C)カッコウ



答えは…


























「(B)オオルリ」です!



オオルリは、4月ごろから10月ごろまでやってくる夏鳥で、とちぎ県の「県鳥」。止まっている木のえだから、とび立ってはとんでいる虫をつかまえて、また元のえだにもどる「フライキャッチング」をするよ。


ちなみに、キジは「ケーン ケーン」と鳴く、日本の「国鳥」。カッコウは、その名の通り「カッコウ」と鳴き、ほかの鳥のすにたまごをうんで育ててもらう「たくらん」で有名だよ。



☆自由研究にするなら!

鳥のかんさつをしてみよう。6倍くらいのそうがんきょうやさんこうになる本、かんさつノートを持って、かんさつに出かけましょう。かんさつをしたら、ノートに「見つけた日づけや時間、天気、場所、かんさつした行動の様子」をメモして、まとめてみよう。



このクイズをとちぎ県の生き物について知るきっかけに

どうだった?クイズにはいくつ正かいできたかな?

しぜんがいっぱいで、たくさんの生き物が住んでいるとちぎ県だけど、外来しゅや地球温だん化など、生物多様せいをおびやかすきけんもたくさん。

いろんな生き物がくらすとちぎ県を守るためにも、このクイズをきっかけに、とちぎ県の生き物について調べてみてね。

参考ウェブサイト:栃木県教育委員会「とちぎふるさと学習」とちぎの生き物
https://www.tochigi-edu.ed.jp/furusato/group.jsp?p=10


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