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更新日 2024/06/03

【とこぽへんしゅう部がおとどけする「とこポスト」 キッズばん】自由研究のタネにも。「夏の大三角」から、七夕の「おりひめ」「ひこぼし」をさがそう!

七夕といえば、「おりひめ」と「ひこぼし」が1年に1回会える日だよね。
さて、「おりひめ」と「ひこぼし」の星の、べつの名前を知ってる?
学校で「夏の大三角」について習った子も、まだ習っていない子も、七夕には夜空を見上げて「おりひめ」「ひこぼし」をさがしてみよう。



天の川をはさんで向かいあう2つの星


七夕でおなじみの、「おりひめ」と「ひこぼし」。

2つの星は、お話のとおり、「天の川」をはさんで向かいあっています。

といっても、とちぎ県でも、家やビルなどがたくさんたちならんでいるところでは、まわりの明かりが明るすぎて天の川を見ることはむずかしく、山の方などに行かないと見えないことが多いでしょう。

でも、「おりひめ」と「ひこぼし」は、晴れた夏の夜空なら、きっとおうちの近くからでも見えますよ。

さて、ここで問題!

「おりひめ」と「ひこぼし」を、べつの名前で何というか知ってるかな?

正かいは…




知っている?「おりひめ」「ひこぼし」のべつの名前


「おりひめ」のべつの名前は、「ベガ」といいます。「おりひめ」にくらべると、何だか強そうなひびきの名前だよね。「ベガ」は、「こと座(ざ)」の星だよ。

そして、「ひこぼし」のべつの名前は、「アルタイル」。とってもかっこいい感じのする名前でしょう。「アルタイル」は、「わし座(ざ)」の星です。
2つの星の名前が出てきたところで、もう1つの星をしょうかいします。

それが、「デネブ」。デネブは、「はくちょう座(ざ)」の星なんだ。
この「ベガ(おりひめ)」「アルタイル(ひこぼし)」「デネブ」を合わせて、「夏の大三角」といいます。




星をさがす手がかり「夏の大三角」を見てみよう

なぜ「夏の大三角」なんて言い方をするのでしょう?

それは、この3つの星がとっても明るい「1等星」で目立っているので、夜空を見上げるだけで見つけやすく、しかもほかの星をさがすときの目じるしにもなるからです。

では、じっさいに「夏の大三角」をさがしてみましょう。

7月の夜空なら、東の方角を向いて、ひくいところから頭の上までのはんいを見わたしてみて。とくに明るい3つの星があったら、それが「夏の大三角」です。

がぞうで見ると小さいけど、本物の夜空で見ると思ったよりも大きな三角形だから、びっくりするかもしれないね。



☆自由研究にするなら!

●「夏の大三角」の動きをかんさつしてみよう。1時間ごとに同じ場所から「夏の大三角」を見て、まわりのたてものなどの風けいも入れてスケッチしてみよう。星はどんなふうに動くかな?
●「夏の大三角」をたよりに、夏の星座(せいざ)を見つけて、スケッチしてみよう。「はくちょう座(ざ)」は見つけやすいよ。ほかの星も見つけられるかな?




行ってみよう!とちぎ県内の天体かんそくイベント


「夏の大三角」は、おうちの近くからでも見つけやすいけど、「もっとくらい星や、たくさんの星が見てみたい!」と思ったら、天文台や天体かんそくイベントに行ってみよう。

とちぎ県内にはいろんな天文台や天体かんそくイベントがあって、さんかを受けつけているよ。




大田原市ふれあいの丘天文館(おおたわらしふれあいのおかてんもんかん)


レンズの大きさが65cmもある大きな天体ぼうえんきょうで、さまざまな星を見ることができます。太陽や日中でも明るい星を見る「昼の部」や、プラネタリウムかんしょうなど、いろんな楽しみ方ができるしせつです。


大田原市福原1411-22
くわしくは▼
大田原市ふれあいの丘天文館
https://fureai-tenmonkan.jp




栃木県子ども総合科学館(とちぎけんこどもそうごうかがくかん)


科学に親しむたくさんのてんじやプラネタリウムなど、見どころがいっぱいつまった科学館だけど、2025年9月まではリニューアルのため、屋内しせつは休館中。でも、休館中も、屋外で「星をみる会」や「太陽をみる会」を開いています。
時間やさんかの仕方はホームページなどを見てみてね。


宇都宮市西川田町567
くわしくは▼
栃木県子ども総合科学館
https://t-csm.jp




益子町天体観測施設スペース250(ましこまちてんたいかんそくスペース250)


大きな天体ぼうえんきょうで、指どう員のかいせつを聞きながら、星をかんそくできます。予やくしてのかんそくのほか、「ペルセウス流星ぐん」「中秋の名月」「スーパームーン」などテーマを決めてのかんそくイベントもたくさん開さい予定です。


芳賀郡益子町益子4231
くわしくは▼
益子町「益子町天体観測施設スペース250」
https://www.town.mashiko.lg.jp/page/page000702.html




栃木市大平児童館(とちぎしおおひらじどうかん)


「天文台がじまんのじ童館」として、天体かんそくなど、こどもたちに遊びながら理科や算数へきょうみを持ってもらうことを大切にしているじ童館。金曜日を中心に、月に3回くらい天体かんそくを行っています。


栃木市大平町蔵井2007-1
くわしくは▼
栃木市大平児童館
http://10years4kids.com/




小山市立博物館(おやましりつはくぶつかん)


天体ぼうえんきょうをのせたトラック「ほっしー★OYAMA(おやま)号」を使って、毎月第2土曜日に、天体かんそくイベントを開いています。8月にはイベント「夏の大三角をみつけよう」も予定されているよ。


小山市乙女1丁目31番7号
※天文イベントの会場は、生井公民館(小山市大字生良1054番地2)です。
くわしくは▼
小山市立博物館
https://www.city.oyama.tochigi.jp/museum/

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