赤ちゃんと一緒にできる遊び
0〜2歳
更新日
2024/03/13
#県内全域 #発育・発達 #0〜2歳

0歳から2歳までの赤ちゃんとの遊びを紹介しています。あふれるほどの好奇心を持っている赤ちゃん。いまどんなことに興味があるのかな?何を楽しんでいるのかな?「遊ぼう」「遊ばせよう」ではなくて、大人も一緒に遊んでみましょう。




0~1ヵ月の赤ちゃんとの遊び

抱っこは、大切なスキンシップの一つです。たくさん抱っこしてあげましょう。赤ちゃんのおむつ替えや授乳のときは、できるだけ話しかけながら、たくさん触れてあげましょう。話しかけながら触れ合うことが大切です。



曲げたり伸ばしたり

足の後ろの部分を親指と人差し指の間で支えるように持ち、足をぐっと上半身によせて戻します。何回かくり返して行いましょう。「おむつきれいにしようね」などと話しかけながら、おむつ替えのときなどについでにやるとよいでしょう。



おなかマッサージ

指の腹や手のひらで、おなかをくるくるとやさしくなでます。時計回りに行いましょう。「おなか気持ちいいね」などと話しかけながら、便秘のときのマッサージとしても効果的です。



からだ中をさすって

あおむけにして、腕・足・上半身・ほっぺなど、からだの部位を「おてて、あんよ、ほっぺ」などと話しかけながら、やさしくさすりましょう。腕・足・ほっぺは、からだの中央から外に向かって、上半身は上から下に向かってさするのがポイント。




2か月~3か月の赤ちゃんとの遊び

赤ちゃんにとっては、何かをじっと見つめていることも、手でさわったりなめたりすることも遊びです。遊ぶことは好奇心の原点であり、赤ちゃんの生活は、寝る以外はみんな遊びといえるかもしれません。赤ちゃんの遊びには目的や理由はありません。ただ、おもしろい、気持ちがいい、楽しい、ということです。


赤ちゃんの遊びは、赤ちゃんが夢中になっている「おもしろいこと」を一緒にやってみれば十分です。そのためには、赤ちゃんをじっくり観察することも必要です。家の中に吊したカラフルな洗濯物に声を立てて笑う子もいますし、お米を研ぐ音を喜ぶ赤ちゃんもいます。そうした赤ちゃんの世界を親自身が楽しむことが、大切です。



キックキック

足をやや上げた状態で足の裏を手のひらで支えます。軽く押してあげると赤ちゃんがキックで押し戻そうとします。「キックキック!上手だね」などと話しかけながら、何度かくり返して行いましょう。



ばんざーい

腕を上にあげたり、前に伸ばしたり、腕の運動です。「ばんざーい、気持ちいいね」などと話しかけながら、腕がピンと伸びると、赤ちゃんも気持がよいものです。



からだをそらすよ!

あおむけの状態で、おなかの脇から背中にかけて両手を差し込み、そのまま上にからだを軽く持ち上げます。体操でいう「ブリッジ」に似た状態。「ブリッジすごいね」などと話しかけ、赤ちゃんの反応を見ながら無理のない高さで行いましょう。




4か月~6か月の赤ちゃんとの遊び

首がすわり、からだがしっかりしてきたら、からだ全体を使った遊びもはじめられます。


おっき!

両手を持ち、前にひっぱっておすわりまで導きます。「せーの」と声をかけてあげるとよいでしょう。



うつぶせマッサージ

うつぶせにして、てのひらで背中から足にかけてや、肩から腕にかけてをやさしくさすりましょう。「ほーら、気持ちいいね」などと声をかけてあげましょう。



ぎっこんばったん

親の足の上で、向かい合わせになるように赤ちゃんをすわらせます。赤ちゃんの脇の下をしっかり支えながら、「ぎっこんばったん」と声をかけつつ、からだの上の赤ちゃんと共に交互に寝ころびます。赤ちゃんが慣れてきたら手を持って行ってもOK!



おなかの上でゆらゆら

親はあおむけになり、おなかの上に赤ちゃんを寝かせます。(あおむけでもうつぶせでもどちらでもOK)。そのまま左右にゆらゆらとゆすります。「ゆ~らゆら」と語りながら、大きくゆれてあげると楽しいですね。




7か月~9か月の赤ちゃんとの遊び

おすわりができる頃には、からだもしっかりしてきます。ちょっと大胆な遊びにもチャレンジしてみましょう。赤ちゃんが「ひとり遊び」に熱中していたら、そっと見守り、好奇心の芽生えを大切にしましょう。口に何でも入れようとします。誤飲に気を配りましょう。



ぴょんぴょんジャンプ

両脇を持って足が床につくようにしてしっかり支えます。「足をつっぱって」などと話しかけながら、からだを上下にジャンプさせます。ただし、足に体重をかけさせすぎないようにしましょう。



いっしょにゆらゆら

あぐらをかいた親の足の中に、赤ちゃんをおすわりの状態ですっぽりすわらせます。親の腕で赤ちゃんのからだをしっかり押さえながら、「ほーら、ゆらゆらー」などと話しかけながらからだを大きく左右にゆらします。




アレとって!

腹ばいにした赤ちゃんのちょっと先に、大好きなおもちゃをおきます。「アレとって」と声をかけながら、赤ちゃんが手を伸ばして、おもちゃをとるのに協力します。「う~ん」「がんばれ~」など声をかけましょう。ハイハイの練習にもなります。



10か月~11か月の赤ちゃんと遊ぶ

言葉をはじめ、いろいろなことがわかってくる時期です。声をかけながら、赤ちゃんと同じ目線になっていっしょに遊びましょう。



マネごっこ

赤ちゃんと向かい合ってすわり、動作のまねをします。たとえば「ばんざい」「はくしゅ」など、わかりやすい動作がよいでしょう。できたら「上手!」とほめてあげましょう。



ハイハイレース

ハイハイの競争です。「○○ちゃん早いねー。ママの負けー」などと接戦を演じたり、たまには負けてみたりと、赤ちゃんがより楽しくなるような遊び方を工夫してみましょう。



おめめはどーれ?

「おめめは?」「お鼻は?」など、からだの部位の名前をいってその場所を指でさしてもらいましょう。あたったら「あたり!」と拍手でほめてあげましょう



ごろごろキャッチボール

少し距離をおいて赤ちゃんと向かい合わせにすわり、赤ちゃんに向かって「ボールとってね」とボールを転がしてあげます。ちゃんとボールをとることができて、また、とったボールを転がして返してくれれば大成功!




かくれんぼ

かくれんぼとはいっても、物陰に顔だけかくすかんれんぼです。「いない、いなーい」と顔をかくして、「ばー!」と登場すれば赤ちゃんは大よろこびです。



お馬さん 

親が四つんばいになり、背中に赤ちゃんを乗せます。「パッカパッカ」と声をかけながら、お部屋を歩きましょう。危険のない程度に、たまには「あばれ馬」になってみましょう。



1歳~1歳6か月の赤ちゃんとの遊び

まだまだ動きが不安定な頃。転んだときの危険防止のためにも、手をつく、上手に転ぶといった動きを促す遊びをしましょう。



足すべり台

親は体育座りをして、膝の上にこどもをすわらせます。膝を滑り台に見立てて、「シューッ」といいながらすべり下ろします。スピードをつけるとこどもは大よろこび!



いないいないばあ

向かい合ってすわり、親はこどもと同じ目線になるよう低めのポーズをとります。交代で顔にハンカチをかけては「いないいない」と声をかけてあげると、こどもがサッとハンカチをとるはず。すかさず「バアー!」と声をかけましょう。



ゴロゴロ遊び

畳やマットの上で、こどもといっしょに、「ゴロゴロしようね」と声をかけながら寝ころがってみましょう。最初は親がこどもをゴロゴロと押してあげてください。反射神経を養います。



おやま登り

親が手伝いながら、ソファーや布団などで山登りの練習です。 「お山登ろうね、よいしょ、よいしょ」と声をかけてあげて。登ったり下りたりすることで、高さのあるものでも危険なく乗り降りする方法を身につけていきます。ただし、親は目を離さないようにしましょう。



紙袋

なかにいろいろなものをいれて、「はい、どうぞ」などといいながら渡します。さて、なかには何が入っているのかな?



新聞紙

新聞紙や広告紙はこどもにとってうれしい遊び道具です。ビリビリと破いたり、クシャクシャ丸めたり。新聞紙と広告紙では、紙の感触が違うことも教えてあげられます。盛大にビリビリしたあとは、「ゴミ箱にポイしようね」と、ゴミ捨ての習慣も覚えさせましょう。



1歳6か月~2歳の赤ちゃんとの遊び

歩く・走るだけでも楽しくて仕方ない時期。こんな頃には、こどもに「やってもらう」遊びを促すこともできます。もちろん、アクロバットのような遊びも大よろこびです。


ボールとって

親がボールをころころと転がしてやり、こどもにとってきてもらいましょう。「とってきて~」「はい、ありがとう」と言葉をしっかりかけましょう。こんな単純な遊びが、こどもには楽しいものです。



ゆうびんやさん

バケツなどの入れ物におもちゃを入れたりして、「はい、お手紙です」「どうもありがとう」とやりとりしながらママやパパの間を運んでもらいます



ボウリング

ペットボトルなどを並べて、そこにボールを転がします。上手にできたら「上手、上手」とほめながら、だんだんと距離を離してみましょう。



もしもしごっこ

おもちゃの電話を使ったり、おもちゃがなくても手で電話のポーズをしたりして、こどもと電話ごっこを楽しみましょう。「もしもし、ママですよ」「○○ちゃん元気ですか?」などの会話から、こどもはどんどん言葉を覚えていくものです。