【とこぽ編集部がお届けする「とこポスト」】グッズは手づくりする?しない?とちぎのイマドキ「小学校入学」

そろそろ春。この4月から、こどもが小学校入学、という方もいるかもしれません。
こどもの成長がうれしい反面、不安なこともいっぱいですね。
そこで、「入学グッズは手づくり?or購入?」など、さまざまな悩みごとへの対応を、とちぎの子育て家族のアンケートをもとに取り上げます。ぜひ参考にしてくださいね。
入学グッズは「購入派」が多数

小学校への入学といえば、必要になるのが、学用品の数々。
ランドセルや鉛筆など、主に購入するグッズに加え、「上履き入れ」「歯ブラシ・コップ袋」「手提げバッグ」など、手づくりするか、購入するか迷ってしまうグッズもたくさんです。
※必要な学用品は、学校によって異なります。
さて、実際にこどもの入学を経験したとちぎの子育て家族は、手づくりをしたのでしょうか?アンケートで尋ねてみました。
Q:こどもの小学校入学グッズは、手づくりしましたか?

最も多かったのは「既製品を購入した」という保護者でした。「手づくりした」という保護者の2倍近くに上ります。とちぎのイマドキ家族は、購入派が多数を占めているようです。中には、「親族・知人につくってもらった」「アプリ・手芸店でオーダーした」という人も。
○ネット通販で、ハンドメイドの上履き入れ・手提げ・コップ袋を購入しました。こどもの大好きな恐竜や昆虫、深海魚柄を選んだので、「自分のものだ」という意識も湧いて、こどもも大喜びで使っています。作家さんの作品なのでモノもしっかりしていて何年も持つし、とても気に入っています。(まき)
また、手づくり派からは、これから小学校入学を迎える家族に向けて、励ましの声も届きました。
○グッズの手づくりは大変だと思いますが、手づくり苦手なママほどがんばってほしいです。不器用なママの手づくりを喜んでくれるのは、小学校入学の時のグッズが最後ですよ!!(るるた)
こどもは小学校生活になじめる?長い目で見よう

さらに、新しく小学校生活が始まるとなると、いろいろと心配ごとも出てきてしまうもの。
新1年生について、保護者はどんなことが不安になるのでしょうか?
アンケートで尋ねてみました。等身大のリアルな心配ごとは、以下のとおりです。
Q:小学校入学で、こどもについて、どんなことが心配ですかor心配でしたか?(複数回答)

最も多かったのは、「小学校生活になじめるか(67.7%)」。2番目には「友達と仲良くできるか(51.6%)」が続きます。やはり、保護者は、幼稚園や保育園などとは異なる小学校生活自体に順応できるか、がまずは気になるようです。
では、実際の家庭は、こどもの小学校入学をどんなふうに乗り越えたのでしょうか。アンケートのコメントから、体験談をご紹介します。
○引っ越しのため、慣れない土地で知り合いがいない状況で入学したので、友達ができるか、安全に登下校できるか心配でしたが、あっという間に友達ができて、毎日笑顔で登校するようになりました。こどもの順応性は高いなと改めて実感しました。(ももんが)
○幼稚園からの環境の変化に耐えられず、登校しぶりがひどく、本当に大変でした。毎日学校まで付き添い、少しずつできることを増やし、一人で集合場所から通えるようになったのは12月。忍耐力が鍛えられました。(ワカメママ)
○最初のころは、とにかく家ではのんびりさせたり、早めに寝かせたり、話をじっくり聞いたりして、気力も体力も十分な状態で登校できるようにしました。(なん)
○第1子だとわからないことだらけでした。我が家はこどもがとても前向きで自信に満ち溢れていたので、私の心配は過ぎただけでした。親が、「心配ないよ」と構え、受け止める姿勢を常に見せていられれば、まだわからないことへの不安は和らぐのではないかな?とこどもを見ていて思いました。(はるひろ)
思ったよりもすんなりと小学校になじめる場合もあれば、順応できるまで時間がかかり、親子でがんばって乗り越えた家庭もあります。いずれにしても、必要以上に目先の様子に焦らず、余裕を持って長い目でこどもを見守ることが大切なようです。
保護者側の心配は「小一の壁」がトップ

とはいっても、特に第1子の入学の場合、小学校生活に戸惑ってしまうのは、保護者も同じ。
「初めての小学生の保護者」という立場、不安もあって当然です。保護者の面では、どんなことが心配になるのでしょう?アンケートで尋ねてみました。
Q:小学校入学で、保護者について、どんなことが心配ですかor心配でしたか?(複数回答)

トップは、「『小一の壁』など仕事と子育ての両立について(48.4%)」でした。
延長保育などを利用し、朝早くから遅い時間までこどもを預けることができた保育園などに対し、通学班で登校し、学童保育(放課後児童クラブ)はあるにしても、学校の授業としては14時などで終わることもある小学校とのギャップを表す「小一の壁」。
「小一の壁」を乗り越えるために学童保育を利用している方も多いはず。学童保育について迷った体験談も、アンケートのコメントで寄せられました。
○3月までは保育園での預かりで、4月1日から急に小学校の学童へ通わせて環境になじめるかどうか心配でした。結局悩んだ末、そのまま保育園が運営する学童に入れました。(たえ)
○3月末まで保育園、4月1日から学童保育に入るという劇的な変化があるので、こどもは大丈夫かと不安に思っていましたが、上級生が遊んでくれたりして、大丈夫だったようです。学童保育に行ったおかげで、あらかじめ顔見知りのお友達もでき、入学式の緊張も和らいだようです。(ななちゃんママ)
また、毎日の送り迎えや保護者会などで先生と接することも頻繁にあり、こどもや園の様子を知る機会の多かった、幼稚園や保育園と比べ、「担任の先生と良い関係を築けるか(38.7%)」「小学校の様子がわからない(35.5%)」を不安に思う声もたくさん。
そんな心配がある場合は、先輩保護者はどうしたのでしょう?
○保育園時代より先生や保護者の方との関わりはなくなりましたが、その分親の作業などもなくなり、手が離れて大きくなっているんだなあと思っています。(いとう)
○学校でのこどもたちの姿などを見たい方はボランティアに参加をおすすめします。私は5年生の息子の裁縫の授業のボランティアをしましたが、こどもたちと近い距離で一緒に楽しむことができました。初めては不安もありますが、行ってみるとなかなか味わえない体験ができて楽しかったです。(いつあお)
劇的な変化とも言える、こどもの小学校入学。ぜひとちぎの先輩家族の声を参考に、落ち着いて乗り越えたいものですね。
※記事内のアンケートは、栃木県在住の子育て中の保護者31名が回答。インターネットによる調査、調査期間は令和6年12月18日~令和7年1月12日。構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計は100%とならない場合があります。