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更新日 2025/09/03

10月3日!!いよいよ待望オープン 最先端のワクワクがいっぱい♪新しい科学館リニューアル発表会



昨年よりリニューアルのため休館中の栃木県子ども総合科学館が、いよいよ今秋、「コジマ子どもサイエンスパーク(愛称)」として大きく生まれ変わります。
「どこが新しくなるの?」「おすすめコーナーは?」
“もう待ちきれない!!”という方に向けて、今回はリニューアルを企画した県の担当者と、科学館で働くスタッフに集まっていただき、リニューアルの最新情報や新しい科学館の魅力をたっぷり教えてもらいました。




県の担当 根岸さんに聞きました!
リニューアルで目指す新しい科学館とは?


私たちが目指したのは、「満足感」「とちぎらしさ」「利用者目線」「持続可能性」をコンセプトに、何度でも訪れたくなる!何度来ても新しい気づきがあって楽しめる!そんな魅力あふれる科学館です。展示場も全面リニューアルし、約160点もの展示品が並びます。とくに目玉となるのは、新たに生まれ変わる展示場とプラネタリウムです。展示場では、5つある大型のシンボル展示やAI・ARなどの新たな技術を活用した展示を用意しています。これまでもそうでしたが、新しい展示品もほとんどが体験型で、何度でも楽しむことができる楽しい仕掛けがたくさんあります。




また、とちぎの自然環境や資源、産業をテーマにした展示や、県内企業と連携・協力した展示品も注目ポイントです。私たちが暮らすとちぎの魅力を改めて感じていただければうれしいです。






Q 展示場の楽しみ方を教えてください

新しくなった施設の展示・活動コンセプトは「未来に生きる自分を想像/創造する」です。展示品を見て終わりではなく、触って動かして体験して、「不思議だな?」とか「これってこういうことなのかな?」と、自ら考えるきっかけづくりの場にしていただきたいと考えています。

コンセプトに基づいて、展示場内の解説は自ら思考する余白を設けるため、できるだけコンパクトにまとめています。もっと知りたいと思ったら、展示品の1点1点に用意した二次元コードを読み込んでいただければ、展示情報解説サイトでより深掘りすることができます。科学館だけでなく家に帰ってからも、日常生活でも、不思議に思ったことを追求してもらえる仕組みになっています。



とはいえまずは、展示品を思いっきり楽しんでほしいです。約160点もあるので、自分の好きな展示が必ず見つかるはずです。その先に、未来につながる気づきや発見があるといいですね。




Qリニューアルのとっておき情報はありますか?

そう聞かれると迷ってしまいますが(笑)、実は、展示品のなかには、とても難解なものも隠れています!この施設の展示は小学校高学年が理解できることを基準に制作していますが、大人でも難しいものや、体験の結果が数千通りもあるような、そんな展示品も用意していますので、ぜひ見つけてみてください。1度では理解できなくても、何度も体験していくことで法則が分かり、楽しくなってくるので、「難しいなあ」と思っていても、気が付いたら科学の世界に夢中になっているかもしれません。小学生はもちろん、小さなお子さんから大人の方まで長い間楽しんでもらえる施設になっていると思います。


改修に当たっては、利用者の方や県内の大学関係者などの有識者の方からご意見をいただいたり、障がいのある児童や保護者の方とインクルーシブワークショップを行ってご意見をいただいたりしながら、コンセプトである利用者目線、持続可能性に配慮して進めています。





科学館スタッフ室岡さん教えて!
展示場はどのように生まれ変わりますか?


新しい展示場1階は、宇宙・地球・生命・くらし・環境の5つのゾーンにリニューアルされます。5つの各ゾーンにはランドマークとなる大型展示が用意され、迫力ある体験が楽しめます。例えば宇宙ゾーンでは、天井に映し出される宇宙のダイナミックな映像を眺めながら、宇宙がどのようにできているかを知ることができます。映像の色も想像以上にきれいで、迫力もあって、大人の方にもおすすめです。同じコーナーには、地球以外の星の重力をジャンプして体験することができる展示品もあるので、子どもにも人気必至ですね。



そのほかの展示品も楽しいものばかり!数にすると、既存の展示を継続するものが約60点、新規が100点ほどあります。一度では体験し切れないほどたくさんの展示品があること、それが新しい科学館の一番の醍醐味だと思っています。1つの展示品でも、何通りもの楽しみ方があり、体験のたびに違う発見があります。自分の興味があるところには自由に何度でも行って、好きなだけ体験してほしいです。昔パパやママが楽しんだ既存の展示もあるので、今度は親子で来て、新たな視点で子どもと楽しんでみるのもいいかもしれませんね。 今までの展示場には休憩できるスポットが少なかったため、リニューアル後は、各ゾーンにひと休みできるスポットを用意しています。そのまわりには最先端の情報を紹介する掲示なども飾っていますので、休憩と掲示物を一緒にお楽しみください。





Q AI・ARなども活用し、アトラクション性がある展示とは?

今、AI・ARなどの技術はどんどんと進歩していますよね。その最新技術を体感できるのも新しい科学館の醍醐味ではないでしょうか。新設された、くらしゾーンでは、発明を学ぶモニターがあり、それを見て浮かんだアイディアを描いていただくと、AIがコメントしてくれるコーナーがあります。また、ARを使ったスマートシティの展示なども楽しむことができます。


工事中のくらしゾーン




Q ひと足先に一新されたロケットと、あそびの広場。すでに供用開始されているとのことですが、見に行ったり、遊びに行ったりはできますか?

もちろんです。科学館のシンボルでもあるロケットは、県民の意見を取り入れて、すでに新しいカラーになっています。また、館内の入り口付近には、未就学児を対象とした新しい屋外遊具が7つほど登場し、2025年4月から利用がはじまっています。上から眺めるといちご模様の遊具などもあり、カラフルで楽しい広場になっているので、ぜひ、お子さんを連れて遊びに来てくださいね。





科学館スタッフ原さんに聞きました!
新しいプラネタリウムの見どころとは?


今回のリニューアルでは、プラネタリウムの機械、設備、内装、すべてが一新されています。投影機に関していえば、10.3億個の星を映し出すことができる最先端の機種が導入されました。それにより、例えば天の川なら、今まではぼんやりとフィルムで投影していましたが、これからは10億個を超える1個1個の星で再現することができるようになります。その美しい世界は圧巻の見応えがあり、別世界へと誘います。加えて、ドーム全体に映像を映し出せるようにもなるため、宇宙旅行をしているかのような壮大な気分も満喫できると思います。





Q 内装も新しくなるとのことですが、どのように変わりますか?

内装には、とちぎの伝統技術である鹿沼組子の装飾を施し、とちぎらしさと宇宙が演出されています。座席も今までより広く、大きくなり、居心地の良い空間へと生まれ変わりました。ぜひ、ゆったりくつろぎながらご覧ください。




Q 大人やカップルにも楽しめる「夜のプラネタリウム」とは?

プラネタリウムは通常15時からの投影が最終回となりますが、今後は月に1回程度ですが夜のイベント投影も行う予定です。日中は足を運びにくい方も来てもらえたらうれしいです。




最後に科学館を代表して室岡さんから、
県民のみなさんへメッセージをお願いします


現在リニューアル真っ只中で、スタッフ一同オープンに向けて準備を整えています。新しい科学館が完成しましたら、いつでも何度でも、自分の好きなタイミングで遊びに来てほしいと思います。来るたびに新しい発見があるかもしれませんので、ぜひ、何度でも足を運んでください!お待ちしております。


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