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更新日 2026/01/23

【とこぽ編集部がお届けする「とこポスト」】利用したい人も、応援したい人も。ここからつながる「こども食堂」


全国に広がりつつある「こども食堂」。栃木県内でも多くのこども食堂が運営されています。でも、実際の子育て家族の話を聞いてみると、「行ってみたいけど、本当に行っていいの?」「応援したいけど、自分にできることはある?」と、気になってもなかなか関わりが持てない、という声がちらほら。


そこで、栃木県内在住の子育て家族に「こども食堂についてのアンケート」を実施。さらに、思い切って関わってみる方法を探ってみました。





県内に154カ所も!4人に1人が「こども食堂を利用したことがある」

子育て中の誰もがおそらく聞いたことがある、「こども食堂」。

「こども食堂」とは、こどもが1人でも訪れることができる、無料や低額の食堂です。その名の通り、こどもに食事を提供するのはもちろん、地域交流の拠点としての役割も果たしています。


栃木県内でもこども食堂は年々増え続け、2025年12月現在では、その数は154カ所にものぼります。2024年の112カ所から42カ所増加し、増加率37.5%は全国2位となりました。
認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ「こども食堂全国箇所数調査2025年12月速報値」


では、実際に「こども食堂」を利用したことがある、とちぎの子育て家族はどのくらいいるのでしょうか?




Q:「こども(地域)食堂」を利用したことがありますか?


     (回答数:45)


回答者の4人に1人が「利用したことがある」という結果になりました。


「思ったよりはたくさんの人が利用しているんだな」という感想を持つ人が多いのではないでしょうか。


「利用したことがある」という人の中には、「毎週利用しています。学区外の学校に通っているので、地域の方とかかわることができ、また、核家族のため、親以外の大人とかかわるきっかけになっています」など、定期的に利用することで、こどもと地域との交流の場として上手に活用している、というコメントを寄せてくれた人もいます。


とはいえ、まだまだ「利用したことがない」という人が多い、こども食堂。利用したことがない人は、なぜ利用しないのでしょう?




Q:【「こども(地域)食堂を利用したことがない」と答えた方へ】理由を教えてください。(複数選択可)


(回答数:33)

※「その他」は、「近くにないから」など。



アンケートで浮かび上がってきた「利用しない理由」は、「必要性を感じない」や「自分の生活と合わない」といった理由よりも、「行っていいかわからない」や「場所や料金がわからない」などの「利用法がわからないから」という理由が多数を占めました。


コメントでも、「仕組みがわからないから知りたい」「身近に利用したことのある人がいないため、情報がありません。利用方法や雰囲気など知れたら、もっと身近に感じられるのかな」など、「まずは情報を知りたい」といった声がいくつも。


中には、「どこにあるのか、いつ開かれているのかをまとめたサイトが欲しい」という具体的な要望も寄せられました。


そんな方たちに朗報です。


実は……もうあるんです、そんなサイトが!


それが、「栃木県こども(地域)食堂サポートセンターホームページ(https://www.kodomo-tochigi.info)」です。


「栃木県こども(地域)食堂サポートセンター」は、こども食堂の活動を支援するために、栃木県が令和6年に設置したのですが、このホームページには「県内のこども(地域)食堂リスト」も掲載されているのです。


地域別に分かれた食堂のリストには、開催日時や利用料金のほか、「利用に事前申込みは必要か」など、足を運ぶ前に知りたい情報がギュッと詰まっています。


ぜひサイトを訪ねて、自宅近くに行ってみたいこども食堂があるか、探してみてくださいね。






初めて利用した理由やきっかけは「地域と関わりたい」「チラシで知って」

そして、既に「こども食堂を利用したことがある」人も、最初は「サイトやチラシの情報を頼りに行ってみた」「地域と交流したくて」という意見が多いのです。




Q:【「こども(地域)食堂を利用したことがある」と答えた方へ】利用のきっかけや理由を教えてください。(複数選択可)


(回答数:12)

※「その他」は、「市の講習会で知って興味を持った」など。



アンケートには、「チラシには誰でもOKとあるが、遠慮して参加しない方が良いのではないかと思ってしまいます」といった、ついついこども食堂への来店は尻込みをしてしまう、というコメントもありました。


しかし、実際の利用者も、初めてこども食堂に行ったのは、経済的な理由よりもむしろ「(こどもや自分が)地域の人と関わりたかった」という理由が多く、ふと目にしたチラシなどをきっかけに、こども食堂に足を踏み入れています。


「何回か利用して顔見知りができたりすれば、こどもも慣れて行きやすくなった」といった経験談や、「こども食堂を知っていても、誰でも利用できることを知らない人もいると思う。それが広まると良いと思う」など、経験者ならではのビギナーの背中を押す声も寄せられました。






実はみんなが「こども食堂を応援したい!」。でも、何をすればいいの?


アンケートでは、「利用したい」だけでなく、「こども食堂を応援したい」といった声も多く聞かれました。「応援したい」というと、思い浮かぶのは、自分たちでこども食堂を運営するほか、お手伝いや食材・お金の寄付など。




Q:「こども(地域)食堂」の運営や支援に関わりたいと思ったことはありますか?(複数選択可)


(回答数:45)


驚くことに、大多数の回答者が、「何らかの形で、こども食堂の運営や支援に関わりたい」と考えていることがわかりました。3割以上の人が「手伝い・ボランティアならやってみたい」と回答していますし、「食材やお金を寄付してみたい」「個人やグループで運営したい」という人もいます。


 
しかし、半数以上の人が「関心はあるが、難しいと思う」と、二の足を踏んでいるのも実態。携わる時間やノウハウがないなど、実際にこども食堂に関わるには、心配ごともたくさん湧いてきます。「こども食堂を開きたいが何をしたら良いかわからない」というコメントもありました。


 
実は、そんなときに役立つのも、先ほど紹介した「栃木県こども(地域)食堂サポートセンター(https://www.kodomo-tochigi.info)」なのです。


 
「栃木県こども(地域)食堂サポートセンター」は、運営に関わりたいけど何から始めたらいいかわからないとき、気軽に相談できる場所。「運営したいけど…」や「応援がしたいんです」といった相談にのってくれて、必要なサポートをしてくれます。


 
ときには、「こども食堂開設講座」や「情報交換会」といったイベントの開催もあるので、ぜひ参加してみて、情報を得たり仲間をつくったりするのもいいですね。


 
また、食材等の寄付について、こども食堂への配分やマッチングの役割も担っているので、「こども食堂に寄付したい食材があるんだけど…」というときも、ぜひお気軽にご相談ください。電話・来所相談だけでなく、メールでも相談を受け付けています。






自分のできる方法で、こども食堂へつながろう

「栃木県こども(地域)食堂サポートセンター」は、令和7年に開設1周年を迎え、親しみやすいロゴマークも誕生。サポートセンターに登録のあるこども食堂から募集し、『つなとち』という愛称も決まりました。


これからも、その存在に期待が集まる、こども食堂と、「栃木県こども(地域)食堂サポートセンター」。


アンケートでも、「参加してやれることを探せばありそう。通ってそこの場に馴染むことからなのかな?」「こども食堂の運営にかかわる友人がいるので、余っているお米を年に数回差し入れしています」など、自分のできる範囲でこども食堂へ関わろうとしている、とちぎの子育て家族の声が多く聞かれました。


あなたも、それぞれの方法でこども食堂につながってみませんか。





※記事内のアンケートは、栃木県在住の子育て中の保護者45名が回答。インターネットによる調査、調査期間は令和7年11月13日~11月17日。構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計は100%とならない場合があります。


栃木県こども(地域)食堂サポートセンター https://www.kodomo-tochigi.info


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