県内向け
更新日 2024/10/01

【とこぽ編集部がお届けする「とこポスト」】いよいよスタート!とちぎの「第2子の保育料無償化」について、ランキング形式で回答します。



知っていましたか?令和6年10月から栃木県で始まった、2人目の0~2歳のこども(3号認定のこども)の保育料が無料になる「第2子保育料免除事業」。「とちぎで子育て中」の人や、「これからこどもが生まれる」という人には、とっても気になるニュースですが、まだよくわかってない…という人も。


そこで、とこぽ編集部では、「第2子保育料免除事業について知りたいことは?」を、とちぎで子育て中の保護者に緊急アンケート。寄せられた質問とその回答を、ランキング形式でお知らせします。そして、ランキングは、とにかく忙しい子育て家族のため、オキテ破りの「1位から」の発表です!では、どうぞ!


「そもそも保育料ってどうやって決まるの?」「3~5歳は?」「3人目以降は?」などについては、こちらの記事で解説していますので、ぜひお読みください。


上の子が卒園しても対象!「第2子から」に拡充予定も!「第3子以降保育料等免除事業」

https://tocopo.pref.tochigi.lg.jp/topics/feature-02/#toc5



1位「対象になるのは、第1子が同時に在園する場合のみ?(40票)」


最も多く票を集めた質問は、「対象になるのは、第1子が同時に在園する場合のみ?」でした。


個別のコメントでも、「きょうだいが何歳でも関係なく無償になりますか」「第1子が卒園したあとや、別の園に通っている場合なども対象になるのか気になります」といった声が寄せられています。


確かに、「第2子でも、第1子が卒園すると、対象外になってしまうのか」はとっても気になるところですよね。


☆回答は…「第1子が18歳未満なら、卒園後でも、別の園でも対象です」


実は、栃木県は、国とは別の多子カウント方法を採用しています。そして、その独自カウント方法に照らし合わせると、今回の「第2子保育料免除事業」の対象は、「原則として、生計を一にする住民票上の同一世帯であって、保護者等が現に育てている18歳未満(18歳となった以降の最初に迎える3月31日まで)のこどものうち、2番目のこども」です。


つまり、上の子が卒園して小学生や中学生になっても、18歳未満なら、2人目のこどもは保育料が無料、ということなのです。


また、上の子が、どの保育所や認定こども園、幼稚園などに通っているかも問いません。ですから、2人目が、上の子と同じ保育所がいっぱいで別の保育所になった場合や、2歳までの小規模保育に通っている場合など、1人目と2人目が別の園に通っていても対象です。



2位「世帯収入による所得制限はある?(38票)」


次に多かった質問は、「世帯収入による所得制限はある?」でした。


所得によって対象だったり、対象でなかったりすることはあるのか、また「実際のところ、我が家は対象に入っているの?」は、大変重要なところですね。


☆回答は…「所得制限はなく、すべての世帯が対象です」


今回の事業は、「とちぎ少子化対策緊急プロジェクト」の一環として、栃木県民の誰もが“理想のこどもの数”を持てるよう、「こども・子育て世帯にやさしいとちぎ」を目指して、栃木県が始めるものです。


そういった経緯もあって、所得制限などは一切ありません。世帯年収にかかわらず、すべての世帯が対象です。



3位「対象になるのは、何歳から?(36票)」


アンケートで3番目に多かった質問は、「対象になるのは、何歳から?」でした。


令和元年10月からスタートした「幼児教育・保育の無償化」により、国の制度で「3歳から5歳までのすべてのこどもたちの利用料(保育料)が無償(幼稚園については、月額上限が25,700円)」となっているところ、「今回の事業の対象は何歳?」と疑問に思う保護者が多くいたようです。


☆回答は…「0~2歳が対象です」


ここで気になるのは、国の制度は「3歳児クラス」以降のこどもが対象となっているので、2歳児クラスのこどもが3歳になったら3歳児クラスに上がるまで保育料が発生してしまうのかということです。


個別のコメントでも、「0~2歳のこどもが対象ということですが、国の無償化制度は年少(3歳児クラス)からが対象になっているため、3歳を迎えた後の2歳児クラスのこどもはどうなるのか?」と尋ねる声が届きました。


栃木県の「第2子保育料免除事業」は「2人目なら、0~2歳(3歳となった以降の最初に迎える3月31日まで)も無料」となるので、上のコメントでお尋ねの2歳児クラスのこどもについては、2人目なら、まだ2歳でも、3歳の誕生日を迎えた後でも、どちらも無料になります。



4位「副食費も無償になるの?(31票)」


続いての質問は、「副食費も無償になるの?」です。


以前から栃木県で実施されていた、3人目以降のこどもを対象とした「第3子以降保育料等免除事業」では、保育料とは別にかかる副食費(おかず・おやつ代など)の費用も免除となっていました。


では、はたして今回の「第2子保育料免除事業」では、どうなのでしょうか?


☆回答は…「副食費も無償です」


実は、今回の制度の対象となる「0~2歳のこども(3号認定のこども)」の保育料には、副食費も含まれているため、保育料の免除によって副食費も一緒に免除となります。


なお、3~5歳のこども(1号・2号認定のこども)についてはこれまでどおり、第3子以降が副食費免除の対象です。



5位「自分の住む市町でも、第2子の保育料が無料になるの?(27票)」


5番目に多かった質問は、「自分の住む市町でも、第2子の保育料は無料になるの?」です。


さまざまな市町に住む人がいますから、それは気になるところですよね。「(自分の住む)上三川町はどうなのか?」といったコメントも届きました。


☆回答は…「栃木県内すべての市町で、第2子の保育料が無料になります」


実際には、先行して既に「第2子の保育料無償化」が始まっている市町もあるのですが、今回の令和6年10月からの「第2子保育料免除事業」では、今まで行っていなかった市町も含め、栃木県すべての市町で第2子の保育料が無料になります。


「私が住む市町はまだかな…?」と待ちわびていた方、お待たせしました!



「こどもを多く持ちたくなった」「気持ちが楽になった」とちぎの子育て家族の感想は?

さて、ランキング形式で、「第2子保育料免除事業」についての質問と回答をお伝えしてきましたが、緊急アンケートでは、質問以外に新しく始まった「第2子保育料免除事業」についての感想も尋ねていますので、その結果をお知らせします。



Q:「第2子保育料免除事業」についてあなたはどう思う?



Q:「第2子保育料免除事業」で、“あなたが今後持ちたいと思うこどもの人数”に影響はあった?



☆とちぎの子育て家族の感想


○2人目保育料の無償化はとてもありがたいです。私が住んでいるところでは既に始まっているのでありがたく使わせてもらっています。今後、この場所で育児をしたいと思ってくれる方が増えることを願っています。(マナツさん)


○ちょうど第2子が保育園に通っているので、ベストタイミングで無償化になって、とってもうれしいです。物価の値上がりもある中で、気持ちが楽になりました。(いとうさん)



「とても良いと思う」との感想が8割以上に上り、「積極的に今後こどもを多く持ちたくなった」「どちらかというと今後こどもを多く持ちたくなった」を合計すると、半数近くが「こどもを多く持ちたくなった」と回答するなど、とちぎの子育て家族からは大いに歓迎されている、今回の事業。もっと多くの人に詳しく知ってもらいたいですね。



※記事内のアンケートは、栃木県在住の子育て中の保護者56名が回答。インターネットによる調査、調査期間は令和6年8月7日~8月18日。構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計は100%とならない場合があります。

  • トップ
  • 子育て特集記事
  • 【とこぽ編集部がお届けする「とこポスト」】いよいよスタート!とちぎの「第2子の保育料無償化」について、ランキング形式で回答します。